「山形ブランディング思考-vol.3-開催しました!」

2024年12月17日、Brand new dayが主催するイベント「山形ブランディング思考-vol.2-」が開催されました。このイベントは、山形の中小企業、自治体、フリーランスなど約20名を対象に、ブランディングの重要性とメリット、実践方法について学ぶ機会をパネルディスカッション形式で提供しました。

第3回目の今回は2023年東北DX大賞優秀賞を受賞し山形のDXを牽引する”株式会社メコム”の安部氏をゲストにお迎えし、まだ公には語られていないメコムの経営戦略や、メコム様が取り組むインナーブランディングとはどんなものなのかなど全ての中小企業に通ずるお話をしていただきました!

イベント情報

  • イベント名称:山形ブランディング思考-vol.3-
  • 開催日時:2024年12月17日18:00〜
  • 開催場所:やまがたクリエイティブシティセンターQ1 (山形市本町1丁目5−19)イベントスペース[2-C]
  • 主催者:Brand new day株式会社
  • 対象者:山形のチャレンジ意欲のある経営者や社内意思決定権のある方、アトツギ成長意欲のある方、現状のままではだめだと危機感を感じている経営者、アトツギ、山形の中小企業、自治体、フリーランスなど

イベントの内容

  • インナーブランディングの重要性

今回のイベントではBrand new day三浦氏、メコム 安部氏、ファシリテーター逸見氏の3人で特にメコム様が取り組む「インナーブランディング」についてを軸にトークセッションが繰り広げられました。
インナーブランディングとは、企業内部の社員に向けて会社の理念や価値観を浸透させ、組織全体としての一体感を高める取り組みを指します。これにより、社員が自社のビジョンを深く理解し、自分の役割や意義を明確に感じられるようになるため、企業文化の醸成や業績向上に直結します。

三浦氏は「社員が自社の価値を理解していない状態では、どれだけ外部に向けたブランディングを行っても効果が薄い」と語り、インナーブランディングが成功の鍵であると述べました。

  • 実践事例:社員の成長と共感を促す取り組み

メコムでは、社員が希望する資格(業務に関係しなくてもOK)の取得費用を全額負担する「なんでもナンバーワン制度」を導入し、個々のスキルアップをサポートしています。この制度により、社員は自己成長の機会を得るだけでなく、会社からの信頼と期待を感じることができるとのこと。また、資格取得の過程で得られた知識や経験が業務にも反映され、全体の生産性やサービスの質が向上しているという具体的な成果も共有されました。

さらに、震災後に行われた社員による自主的なボランティア活動が、会社全体の価値観を見直すきっかけになったエピソードも紹介されました。
安部氏は「社員たちが助け合う文化を醸成することで、人に優しい会社でありたいという理念が自然に浸透し、企業全体の一体感が向上した」と述べました。

  • インナーブランディングのメリット

インナーブランディングのメリットについてイベント内では下記のようにまとまりました。

  1. 社員のエンゲージメント向上: 自社のビジョンやミッションを理解した社員は、自分の仕事への意義を感じやすくなり、モチベーションが向上する。
  2. 採用活動への影響: 求職者にとって、理念や価値観が浸透している企業は魅力的に映り、人材確保がしやすくなる。
  3. 顧客満足度の向上: 社員が自信と誇りを持って働くことで、顧客対応やサービスの質が向上し、顧客満足度が高まる。

  • アウターブランディングとの相乗効果

インナーブランディングが成功すると、アウターブランディングとの相乗効果が期待できます。例えば、社員が自社の理念を深く理解していることで、採用活動や顧客対応の際に説得力のあるメッセージを発信でき、企業全体の信頼感が高まるとのことです。


交流会

トークセッションの後はお酒とケータリングと共に交流会を実施しました。
ざっくばらんに熱い語り合いが行われ、意識や意見の共有を行う有意義な時間となりました。

参加者の声

イベントの最後にはアンケートも行い、その中からいくつかご回答頂いたものをご紹介いたします。

産廃業経営者:様々な考え方にエンパシーを感じました。進むべき方向性に自信をいただきました。

成長意欲のある若者:山形で大活躍されてる先輩社長のお話をカジュアルに、近い距離感で話せる機会は大変貴重だと思いました。

次回イベントについて

詳細についてはPeatixや各SNS等で後日アナウンス予定です。
ぜひ今回参加できなかった方々は次回以降のご参加お待ちしております!

ゲストプロフィール

安部弘行氏 (株式会社メコム 代表取締役)

1961年生まれ山形市出身。
山形南高から駒沢大学経営学部に進み、キャノンマーケティングジャパンを経て1987年メコム入社。
2003年に代表取締役就任。
事務機からITソリューション、DX、AIと企業変革に取組み、地域企業への浸透を図る。
市場を仙台、福島へ拡大。さらに山形、八戸、熊本の太陽光発電事業も立ち上げる。
山形商工会議所商業部会長、山形経済同友会、山形西ロータリー会員。山形銀行長谷川会長経営塾塾生。
2007年三浦記念賞、2023年東北DX大賞優秀賞受賞。山形のスマートシティ化を目指す。

会社HP:https://www.mecom.jp/

◎三浦 拳氏(Brand new day株式会社 代表取締役)
1993年山形県山形市生まれ。
日大山形高校を卒業後アメリカへ単身渡米。シアトルのワシントン大学にて語学留学。現地法人のインターンとしてメディア事業、イベント企画事業、コンサルティング事業に携わる。
帰国後、家業である整体サロンをブランディング着手し1年で売上を2000万増に導く。
その経験から全国の個人事業主を対象にブランディングプロデュースを展開。
2018年4月に出版したビジネス書「自分らしさでお客様を引き寄せる『自分ブランド』のつくり方」はアマゾンでベストセラー。
2021年ブランディング支援からクリエイティブ制作までを一貫してサポートする会社Brand new day㈱を創業。
現在は山形の中小企業を中心に、ビジョンの言語化や理念浸透などの社内向け施策から、広告、新規事業開発、採用などに関連した外向け施策までトータル的なブランド戦略を手掛ける。クライアントはスタートアップから100年企業と幅広く、業種も問わずサポート。
県が主催するYAMAGATA Youth Summit公式ファシリテーター。



【主催者情報】

Brand new day株式会社は「戦わずして勝つ。」を目指し、中小企業に唯一無二の価値を見出し伝えるブランディングを提供するチームです。価格競争やスペック競争が激化する現代で勝つために、企業やブランドの価値を言語化し伝えることに注力しています。リブランディング、コンセプト開発、ネーミング開発、ロゴ開発、WEB制作など多岐にわたるクリエイティブを自社で行っています。

詳細は、Brand new day株式会社の公式ウェブサイトをご覧ください。

会社HP:https://brandnewday.world/