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「叩かれないうちは、まだぬるい」——IGNITE YAMAGATA 2026を、主催した2人で振り返る

2026年9月7日(月)、山形テルサで開催した山形発のビジネスカンファレンス「IGNITE YAMAGATA 2026」。

2回目となる今年は、山形県・山形市・やまがた産業支援機構の後援、23社・団体の協賛をいただき、平日の昼13時から夜まで、300人近い参加者が会場に残り続ける一日になりました。

IGNITE YAMAGATA 2026 ダイジェスト

このレポートは、セッションの内容を順番に解説するものではありません。主催したBrand new day株式会社 代表の三浦拳と、実行委員長を務めた逸見啓太が、終わったあとに向かい合って「自分たちは何を感じたのか」を語り合った記録です。参加してくださった方には「そうそう、あの瞬間」と思い出してもらえるように、来られなかった方には会場の温度が少しでも伝わるように、2人の言葉をなるべくそのまま残しました。

そもそも、なぜ山形でビジネスカンファレンスなのか

逸見がBrand new dayに関わり始めたのは2年ほど前。当時から「山形でビジネスカンファレンスをやりたい」と言い続けていたそうです。

—本業XLOCALというSHONAIグループの会社で全国の地方に行ったり、カンファレンスを主催したり、スポンサーをしたりしてきた中で、都市部のスタートアップも地方の企業も、実はあまり変わらないと気づき始めたんです。経験やスキルの差じゃない。着地の差分は「熱量」なんじゃないか、と。そう思ったときに、18年間育った山形に着火点がどこにあるのかの第一想起がなかった。だったら作るしかない、と。(逸見)

三浦にも同じ実感がありました。全国のカンファレンスに出ても、登壇者が何を言っていたかは正直そこまで覚えていない。それでも一番持ち帰れるのは「やる気」だった、と

—山形は大好きだし、いい会社もたくさんある。でも「やってやる」という熱量や、高い目標を掲げることは、どちらかというと苦手な土地だと思うんです。現場が忙しくて外に情報を取りに行けない人も多い。だったら、それを山形に作れないか。(三浦)

逸見が付け加えたのは、全国を回って分かったこと。「うちの地域は保守的で」「うちはPRが苦手で」は、1,700の自治体のどこに行っても聞く言葉だということ。

—地域の2〜3%のチャレンジャーと、97%のその他、という図式はどこも変わらない。ということは、山形はもっと自信を持っていいし、もっとやれることが絶対にある。(逸見)

こうして2025年、山形で初めてのビジネスカンファレンスとしてIGNITE YAMAGATAは始まりました。

2年目のテーマは「自分たちにしかできないこと」

1年目は「こういう場所を待っていた」という声を多くいただきました。一方で、2人の中には引っかかりが残っていました。

—ビジネスカンファレンスとしては成立していた。でも、これがBrand new dayである必要があるのか。正直、都会の真似事感はあったんです。有名な登壇者を集めて、なんとか人を集めてやるなら、ぶっちゃけ誰でもできる。(三浦)

だから2年目は、「本当の意味で地域のビジネスパーソンに着火しに行く」ことを、自分たちにしかできない形で表現することがテーマになりました。

そこで徹底したのが没入感です。ブースは出さない。別会場で別コンテンツもやらない。ひとつの会場で、ひとつのコンテンツ。会場は極限まで暗くして、ステージだけにスポットを当てる。休憩はきちんと取る代わりに、セッション中は席を立たないようアナウンスする。

—登壇者が話しているのに席がガラガラとか、外のブースの方が盛り上がっているとか、そういうカンファレンスは多い。ネットワーキングが目的ならそれでいい。でも僕らはとにかく着火したい。だから全員で座って、全員で参加する設計にした。(逸見)

会場で配った水や運営スタッフが下げていたサコッシュは、三浦が1週間前に別のカンファレンスで見て「面白い」と思い、すぐに作ったものでした。

ざわついたオープニング

「結局一番良かったのはオープニングだった」と2人が口を揃えたのが、開会直後のパフォーマンスです。

オープニングの様子(左からはる陽。、紬祇りこ)

過去から来た人と未来から来た人が時空を越えて出会い、「僕たちが作ってきた山形は、本当に正解なのか」「この先、何を作りたいのか」「それを作るのは自分たち当事者だ」と問いかける。映像と生身の演者を組み合わせた、2.5次元のような演出でした。演出を担当したのは、Brand new day共同創業者でクリエイティブディレクターの安部誠司。演者はBrand new dayがプロデュースするエンタメチームのメンバーです。

—絵コンテだけ見たときは「これ、めちゃくちゃ滑るんじゃないか」と思いました。しかもその直後に自分のオープニングトークがある。安部さんに「本当に大丈夫ですか」って聞きましたから。(三浦)

—最初の30秒は会場が「何が始まるんだ」とざわついていた。でもそこから空気が変わっていくのが分かった。登壇者が言葉で言うと重すぎるし、「お前何様だ」となるメッセージを、演出のひとつにするとスッと入る。あれは完全に唯一無二でした。(逸見)

「貸し借りをし続けよう」——中山ダイスケ学長のオープニングトーク

オープニングトークには、東北芸術工科大学の中山ダイスケ学長。IGNITEの運営チームにも芸工大出身者やインターンが10人近くいて、「この地に芸工大があることは山形の宝」という思いから、経営にクリエイティブを実装する話をしてもらいました。

中山ダイスケ学長

逸見が特に印象に残ったのは、「貸し借りをし続けよう」という言葉です。

—貸して返す、という行為はそこで物事が終わってしまう。貸し借りをし続ける関係性が、人と人の間に可能性を生む。ビジネスで考えると「借りたから返す」「ギブされたからテイクする」になりがちだけど、クリエイティブファーストで考える人の言葉の選び方は心地よかった。ビジネスカンファレンスにはない色があって良かった。(逸見)

—返すのはその人じゃなくてもいい、というペイフォワードの感覚。あれこそ地方ならではの考え方だと思いました。(三浦)

1st セッション「継いだからこそできる挑戦」——再現性はいらない

石川樹脂工業の石川勤さん、太平堂不動産の武田貴義さん、株式会社MAEの前田大介さん。全国の後継ぎ経営者をモデレートした三浦の第一声は「実績がすごすぎて、さらっと語るけど、とんでもないことをやっている」。

そして2人が共通して感じたのは、誰も「再現性」で物事を語っていなかったことでした。

左から三浦、武田 貴義さん(株式会社太平堂不動産)、石川勤さん(石川樹脂工業株式会社)、前田大介さん(株式会社MAE)

—中小企業や地方企業に、再現性は1ミリもいらないんじゃないかと思ったんです。家族との関係、その時の問題、持っていた技術、全部違うから。(三浦)

—過去を語ると合理的に聞こえるし、道筋があったように見える。でもその時々の意思決定は、知的好奇心に勝るものはないんじゃないか。論理的な経営判断に見えて、実は「やりたいからやった」が多い。(逸見)

石川さんはものづくりにクリエイティブの可能性を賭けた。前田さんは自分の体調不良から「薬のいらない社会」を作りたいと思った。武田さんは若くして継いだ中で、やらなければいけないことをどんどんやっていった。共通していたのは、いい意味での「我」でした。

—経営者こそ、特に中小企業こそ、リーダーが何をやりたいかがすごく大事。僕は意外と我がない人間なので、だからこそ苦しかった。後継ぎは「守らねば」となりがちだけど、後継ぎこそ創業者マインドを持った方がいい。(三浦)

2nd セッション「新規事業に挑むスタートアップマインド」——どれだけ全裸になれるか

マクアケの中山亮太郎さんと、半澤鶏卵の半澤清哉さん。マクアケは今回のメインスポンサーとして一番上に名前を載せてくださいました。今回の協賛企業の半分ほどが県外の企業で、上場企業や外資系企業を含む「錚々たる企業」に、山形の2年目のカンファレンスの思いに共感して支援いただいたことが、2人にとって大きな喜びでした。

左から逸見、半澤清哉さん(株式会社半澤鶏卵)、中山亮太郎さん(株式会社マクアケ)

三浦が中山さんの話で印象に残ったのは、ひたすら「Why」を突き詰めるシンプルさ。

—なぜやるのか。それを考え抜いた先に、初めてどうやるのか、何をやるのかが来る。Brand new dayなら「戦わずして勝つ」を大事にしているけど、なぜ戦わずして勝ちたいのか。そこから考えると、それを実現できるのはWeb制作やブランディングだけじゃなく、地域でスナックをやることかもしれないし、フェスをやることかもしれない。(三浦)

もうひとつ、2人が繰り返し口にしたのが「全裸になれるか」という言葉です。

—苦悩をそのまま出す。未完成な自分をちゃんと見せていく。それをストーリーとして発信するから、ファンがついたり、力になりたいという人が来てくれる。応援購入のプラットフォームを使うのも、突き詰めるとそういうことだと思う。(三浦)

—歴史や名前がある後継ぎ企業ほど、全裸になりにくい。僕らBrand new dayはいい意味でプライドがない。足りないところが明確にあるから、みんな手伝ってくれているんだと思う。(逸見)

参加者からいただいた「運営のスタンスが良かった」という言葉も、ここにつながっていました。5〜6時間、2人はモデレーターとして台本なしに、自分たちが本当に教えてほしいことを、先輩たちにひたすら聞き続けていました。

3rd セッション「農業×クリエイティブ」——MVPは、みんなの声を代弁したオカダ

TAKUMI ORCHARDの佐藤匠さん、利休宝園の米利休さん、そして企画日本のオカダダイキさん。逸見がモデレートしたこのセッションを、2人は「MVPセッション」と呼びました。

左から逸見、佐藤匠さん(TAKUMI ORCHARD 99%)、オカダダイキさん(株式会社企画日本)、米利休さん(利休宝園)

—やられましたね、オカダくんには。全部持っていかれた。(三浦)

なぜ刺さったのか。逸見の見立てはこうです。

—先輩たちの話を聞いて、会場のみんなが「やばい、俺たちやらないと」「もっとでかいことやりたい」「リスクを取らないと」と思った。でも、じゃあここからどうしようと悶々とする。それをオカダくんは壇上で、等身大の、何者でもない自分として言葉にした。みんなの声を代弁してくれたんです。(逸見)

参加者の中には「登壇者がキラキラしすぎて、自分には何もなさすぎて辛かった」という声もありました。三浦はそれに、こう答えます。

—それは僕らも全く同じです。でも、心地いいか不快かで言えば不快な方の感情になることも大事だと思っていて。コンフォートゾーンには何もない。「自分には何もない」と思ったなら、じゃあ自分は何なのかを考えることに意義がある。(三浦)

—着火したけどモヤモヤして終わった人と、それを誰かに言った人。この差は大きい。言葉にすると、次の言葉が飛んできたり、仲間が集まってきたりする。それは発信した人だけの特権なんです。(逸見)

農業の話としても、2人には共通の気づきがありました。佐藤さんも米利休さんも、長年農業に浸かってきた人ではない。だからこそ業界の当たり前に囚われず、自分たちの価値の本質を再解釈して、物語として世の中に伝えている。

—農業に限らず、越境だと思うんです。行かない場所に行く、関わらないジャンルと関わる。地域には経済コミュニティや業界の縦割りがあるけど、そこを越境していくことが思ったより少ない。混ぜていけば1+1が3にも5にもなる。(三浦)

—世の中的にはアゲインストな産業で、参入障壁も高い中で、彼らがやっていることは文化を変えていく問題提起です。そういう人はどうしても叩かれやすい。だからこそリスペクトする空気を作りたいし、彼らが輝ける地域にしたい。(逸見)

4th セッション「辺境から生まれる熱狂」——「お前のチャレンジはぬるい」

SHONAIの山中大介さん、TDCの赤羽優子さん、稲とアガベの岡住修兵さん。逸見は「絶対にモデレーターをやりたくなかった。袖で見ているだけで気を失いそうだった」と笑い、三浦がモデレートしました。

左から三浦、赤羽優子さん(株式会社ティ・ディ・シー)、山中大介さん(株式会社SHONAI)、岡住修兵さん(稲とアガベ)

そして三浦にとって、一番印象に残ったセッションになりました。終わった後、いろいろな人から「公開説教されてかわいそうでしたね」と慰められたそうです。

きっかけは三浦の質問でした。地域にとってはある種の宇宙人であり変人でありながら、決して全員に歓迎されたわけではない中で成し遂げてきた3人に、「批判の声にどう向き合ってきたか」と聞いたところ、返ってきたのは「全く耳に入らない」。そこで三浦は正直に、自分の不安を打ち明けました。

—耳に入らないどころか、僕は全く批判されていないな、と。IGNITEをやったり、山形のアイドルをやったり、山形にないブランディング会社をやったり、テレビに出ることもある。でも全然叩かれない。批判されないことが、不安なんです。(三浦)

それに対する山中さんの答えは、シンプルでした。

—批判がないということは、身の丈にあったことしかやっていなくて、背伸びしたチャレンジをしていない。メッセージも事業もぬるいから、誰からも批判されない。それはぬるい証だと。何も言えなかったです。でも、その通りだと思う。批判されないということは、ほぼ存在していないのと一緒なんですよね。(三浦)

三浦自身は「セッションに集中していたので、苦しいことを言われたというより、いい熱量の対話が生まれていると思っていた」と振り返ります。客席から見ていた逸見も、会場で聞いたときと今改めて聞いたときで、同じことを感じました。

—大きなものを掲げていなかったんだな、と。ああいう場で、他の会社の経営者がそれを言ってくれる。大体の人は言ってもらえないから、気づきも学びもない。本当にありがたいことです。(逸見)

なぜそうなっているのか。2人の答えは、Brand new dayが受託を高いレベルでやっている会社だから。クライアントがリスクを取って発注し、それに期待以上で応え続けてきた。裏を返せば、自分たちはリスクを取っていない。

—オカダくんも「自分はチャレンジャーだけど、リスクテイカーではない」と言っていた。新しいことをやっているけど、自分たちのできる範疇でしかやっていない。(逸見)

—本当にやってやろうと思いました、そこから。5年やって培ってきた技術や人脈を使って、クライアントワークだけじゃなく、この山形という場所に目的地や文化を作っていく。ずっと感じていたことが、すごく具体的になった。(三浦)

クロージング——先輩たちが見守ってくれている

クロージングは、ジョイングループの武田良和さんと三浦、逸見の3人で。山形経済同友会のトップでもある武田さんが、若手の取り組みを見守り、応援する姿勢を示してくださったことは、2人にとって大きな励みでした。

—僕たちが発する言葉と、武田さんが発する言葉は、同じ言葉でも地域に与える重みが違う。ああいう先輩が言ってくれることが本当にありがたい。(逸見)

—山形は若手が出てこない、重鎮が強い、既得権益がある、とよく言われる。でも僕はシンプルに、既得権益が悪いんじゃなくて、そこに突っ込んでいける若手がいないだけだと思っている。潰されるなら、潰される方が悪い。まだ「威勢のいい奴がいるな」と気になってもらえる立ち位置までも行けていない。だからもっとやっていきたい。(三浦)

左から逸見、武田良和さん(株式会社ジョイン)、三浦

一番着火したのは、僕たちだった

「今回のイベントで間違いなく一番着火したのは我々です。役得です、申し訳ないですけど」。逸見の言葉に、三浦も頷きました。前夜祭から二次会、三次会、四次会まで、熱源のすぐそばにいた2人です。

会場には取引先の銀行の支店長も来ていました。後日話をしたら「着火しました」と言われ、「じゃあ僕らこういう事業をしたいので手伝ってください」「全面的にバックアップします」という会話になったそうです。奥さんの実家が山形で、半年前に山形に来たばかりという参加者からは、「高め合える場があった」と言ってもらえました。

—意識高い系が揶揄される時代ですけど、だからこそ元祖意識高い系として続けたい。叩かれないうちは、まだまだ俺たちはぬるい。(三浦)

総評として2人が挙げたのは、離席する人がほとんどいなかったこと。そして登壇者が自分のセッション以外も客席で聞き、「前のセッションで言っていたあれだけど」とセッションを越えてつながっていったこと。

—普通、登壇者は自分のセッションだけ来て帰るんです。あれは見たことがない。なぜ起こったのか分からない。(三浦)

後日届いたメッセージも、「実はお兄さんと同級生なんです」「お父さんの知り合いで」と続き、最後は決まって「着火しました」。オカダさんが付けてくれた「着火」というコピーが、参加者の共通言語になっていました。沖縄や北陸から来た登壇者からは「自分の場所でもやりたい」「むしろ悔しい。なんで山形がこんなに盛り上がっているのか」という声もありました。

3年目、これは「自己啓発エンターテインメント」なのかもしれない

「3年やったら文化になる」。だから3年目がすごく大事だと逸見は言います。そして、ひとつの仮説を語りました。

—月曜日の昼1時に300人近くが集まって、夜7時、8時まで帰らない。終わった瞬間、みんな目がギラついて「着火しました」と言っている。これはもしかしたらビジネスカンファレンスじゃなくて、一種のエンタメなんじゃないか。ライバルはビジネスカンファレンスじゃなくて、劇団なんじゃないか、くらいに本気で思っている。(逸見)

—自己啓発ビジネスエンターテインメント。始まりと終わりで、いかに態度変容を起こすか。そこに対価をいただく。(三浦)

演出チームからはすでに「次はスモークだ」という声が上がっているとか。どこでもやっているものをやっても意味がない。山形という辺境から生まれたものが全国で評価される。それ自体が誰かの希望になる。

最初にこのイベントをやると言ったとき、「山形でこんなイベントは無理だ」と数名から言われました。ビジネスカンファレンスなんてない、有料で平日に金を払って来る人はいない、君にはまだ若すぎる。それでも、今回のIGNITEは「1年前の僕たちだったらできていない」と2人は言います。登壇した山中さんからも「去年より全然いい」と言われました。IGNITEは、Brand new dayの1年間の成長の成果発表会でもあるのです。

Brand new dayは、山形の希望になる

最後に逸見は、台本にない質問をひとつ投げました。「外から見るとキラキラして見えるBrand new dayの、今の規模をぶっちゃけ公開できますか」。三浦の答えはこうです。

フルタイムで働くメンバーは4人。案件ごとに関わるクリエイターや業務委託のメンバーが常時20人ほど。創業6年目、昨年の年商は1億円ちょっと。

—地域の先輩たちからしたら、ピンと弾いたら飛ぶ規模です。2030年に10億円を掲げていましたが、この前みんな100億の話をしていたので、10億はしょぼいなと。酔った勢いで、山形を代表する企業の後継ぎの先輩方に「僕、先に100億いっていいですか」と言って、「どうぞ」と言われました。あと99億です。(三浦)

冗談めかしながらも、三浦の言葉は真剣でした。山形にいると、少し頑張っただけである程度評価されてしまう。年商1億の自分たちでさえ「やってる感」が出てしまう。だからこそ、外に出て自分がまだまだだと感じられる場と、お尻を叩き合える「気持ちよくないコミュニティ」が必要だ、と。

—今まで「山形をこうしよう」と意図的に言ってこなかった。事業がうまくいけば結果的に盛り上がる、盛り上げようと言っている奴は嫌いだ、と。でもそれはリスクを取っていなかった。だからBrand new dayが山形の希望となり、「山形にそんな会社があるのか」「あのおかげで山形が盛り上がっている」と言われる、先頭を走る存在になりたい。クライアント支援だけではできないので、もっとシンボリックな自社事業を、リスクを取って、お金を借りてでもやっていきます。(三浦)

—掲げることを恐れず、口に出して、嫌われる。そんなことを気にしているうちは、僕たちもまだまだぬるい。一緒に成長したいと思える方々と、磨き合い、着火し合いたい。1年後、「あれからこんなことをやったよ」と、どや顔で山中さんに報告できるようにしたい。(逸見)

IGNITE YAMAGATA 2026にご参加、ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

IGNITEは「その場」を大切にしているため、アーカイブ配信はありません。予定が合わなかった方は、ぜひ来年、会場でお会いしましょう。そして「ちょっとこういうことをやりたいんですけど」「こういうことで困っているんですけど」という相談が、私たちにとって一番嬉しい相談です。ピンときたら、いつでもお声がけください。一緒にやりましょう。

IGNITE YAMAGATA 2026

日時:2026年9月7日(月)13:00〜18:20(懇親会 18:20〜20:10)
会場:山形テルサ
主催:Brand new day株式会社
後援:山形県、山形市、公益財団法人やまがた産業支援機構
公式サイト:https://ignite-yamagata.com/