一番最初に声のかかる存在へ。

山形のブランディング会社、Brand new day 代表の三浦です。2023年を迎え私たちがブランディング会社として日々感じていること、やっていること、これから成し遂げたいことについて書きたいと思います。

今やっていること

僕たちは「戦わずして勝つ」というフィロソフィーのもと、あの手この手でクライアントのブランディングを支援し、地域や業界で唯一無二のブランドをつくるためのプロフェッショナルチームです。ブランドとは?ブランディングとは?のお話をすると、とても深くなってしまうので、ここでは簡単に「他と区別できる明確な特徴があり、価値の高い存在になること」をブランディングの定義とします。

私たちはクライアントが「他と区別できる明確な特徴があり、価値の高い存在」になっていく、あるいはより深めていく、そのために、ミッション・ビジョンの策定(インナーブランディング)からロゴや広告物などの制作、WEBマーケティング支援、WEBサイト制作、動画制作など、あの手この手を使って支援している会社です。

大企業によるスペック競争や価格競争が激化し、人材も市場も縮小していくこの時代に考えるべきは、高付加価値で高くても理想の相手から選ばれるブランドづくりです。比較されず指名される。そんな、誰かにとって唯一無二の存在になっていくことが、すべてが縮小する中で地方の中小企業が消耗せずに生きる道だと思っています。

ブランディングはコンセプトやネーミングを決めるところから、広告やWEBサイトなど目に見えるデザイン物を制作するまで非常に多岐にわたります。

では、現状私たちに来るご依頼はすべて「ブランディングをしたい」というご依頼にかというと、決してそうではありません。もちろん、強引に全てはクライアントのブランディングに関わることといえばその通りなのですが、一部のブランディング案件を除き、まだまだ、WEBサイトを作って欲しい、動画を作って欲しい、チラシを作って欲しいといったように、単発的に弊社のデザイン力や企画力に期待してくださり、頂けるオファーがほとんどです。

ブランディングについての詳細は下記の記事もご参照ください。
リブランディングとは?タイミングや進め方、ポイントを紹介
インナーブランディングとは?メリットやデメリット、浸透方法を紹介

これは悪いことではなく、そもそもブランディングを意識している企業はまだまだ少ないし、ブランディングとは?という認知もないし、企業の本質は利益を上げることなので、そのためにご依頼を頂き、日々クライアントの事業構造の理解、市場の流れなどを見ながらクライアントのビジネスが飛躍するためにアイデアとクリエイティブの力で提案をしているとうのが、私たちの業務です。

感じるもったなさ

お客様のブランディングに関わる中で日々感じていることは、弊社ブランニューデイが上流工程からブランディングのプロとして関わることができていれば、もっとクライアントのブランディングは加速するのではないか?ということです。

先述した通り、僕らに来る依頼の中で多いのはWEBサイトや広告などのデザイン制作系です。そこでお声がけ頂き、クライアントの歴史や事業構造をしっかりと理解しどのようにして、クライアントが持つミッションやビジョンなどの価値を最大化するべきなのかを考えてから、制作に取り組みます。

そうです。たった一つの制作でも、「クライアントを理解する」という行動から始まります。そこで、クライアントが今後どんな展開を考えているのか、自社にしか無い価値をどう考えているのか?などをヒアリングして進めて行きます。

ご依頼を頂いた時点で、「言われたとおりにデザイン物を制作する」ということはほぼなくて、大元のブランディングにまで言及させていただくことが多いです。

とある新規開業案件で、これから新しくオープンするお店のWEBサイトをご依頼頂いたことがありました。恒例のヒアリングをする中で、お店の名前自体、当初クライアントが考えていた店名じゃないほうがいいのでは?と思うようになりました。コンセプトなども無いわけではないのだけれど、似たようなコンセプトはいくらでもあり、特徴が伝わるようには思えませんでした。クライアントとはなし、WEBサイトだけでなく、そもそも新規開業の肝であり軸となるコンセプトやネーミングから提案させていただけないかという交渉をしました。

無事に僕らが提案したコンセプト(コピーライティングも含む)とネーミングが通り、より大元から一緒にブランディングを進めていけることになりました。ブランディングはミッション・ビジョンなどのコンセプトをすべての制作物や事業に落とし込んでいくことが大事なため、その根幹となる部分から関われることは私たちの本望です。

もちろんデザイン物だけでなく、建物や店内デザインもコンセプトと一貫してやっていく必要がありますが、建築関係はすでに建築会社と話を進めており、デザインの変更が難しいという話がありました。

なんとか直接建築会社と話をし、僕らの提案に変えてもらえる部分は対応して頂き、事なきを得ましたが、一歩間違えれば、「惜しいブランディング」になっていた可能性があります。

この「惜しいブランディング」とは、個別のデザインなどはセンスがいいけれども全体的な統一感がなく、ブランドとして研ぎ澄まされていない状態のことです。Webサイトはかっこいいのに、実際店内に来たらぜんぜん違う。広告は素敵なのに店員さんのユニフォームはダサい。PR動画では期待大だったけど実際のサービスは良くなかった。など皆さんも経験したことがあると思います。これが「惜しいブランディング」です。

設計はA社が。メニュー開発は社内で。ネーミングは社内投票。採用はハローワーク、WEBサイトはWEB制作会社、看板は看板屋さん、チラシは広告代理店が。それぞれが思う”コンセプト”に沿って考え制作すると、属人的な解釈によってブランディングが決まるため、惜しいブランディングになってしまうことがあります。かといって全体を統括する人がいないし、時間もない。だから出てきたものを無理やりなじませる。その結果、そこそこのものが完成する。

これが “普通”なのかもしれません。むしろすべてのアウトプットが統一されたブランド自体少ないのが現状です。ただ、僕らはブランディング会社として、サービス内容もデザインも、すべての接点でコンセプトが感じられる状態を目指すし、その結果が地域や業者でも頭一つ抜けて選ばれるブランドに繋がると思っています。

クリエイティブディレクション

このバラバラ感を避け、いわゆるブランディングを進めていくには「クリエイティブ・ディレクター」として案件のブランディングを統括する存在が必要です。新規事業を開発する(お店をつくる)、リブランディングをするとなったときに1番最初から関わり、すべての展開の軸となるコンセプトの言語化をし、デザインだけでなく事業内容などすべてのアウトプットを最終的に統括し管理する存在です。

このクリエイティブ・ディレクションを本業にしているのが弊社ブランニューデイです。デザインだけではなく、ブランド戦略、マーケティング戦略なども含めた各ジャンルのプロフェッショナルが在籍し、クリエイティブ・ディレクターとしてクライアントのビジネスを加速する。そんな存在になっていけるよう日々ブランディングを啓蒙しています。

すべてを統一したブランディングを展開しようが、それぞれをそれぞれの業者に任せようが、どちらにしてもお金と時間はかかります。せっかくお金をかけるのであれば、より誰かの心を動かすブランドになってほしい。その誰かとはお客様だけでなく、働くスタッフにとってもそうなりうるのがブランディングです。顧客もスタッフもファンにする、そんなブランドにすることができれば、結果売上もついてきます。

新しい事業を始めたいとか、会社をリブランディングしたいとなったときに1番最初に僕たちに話がくる、そんな存在に僕らがなれれば、それができると信じています。しかし、現状1番最初に話が行くのは、金融機関であったり、設計・建築会社などです。僕らが上流工程すべてに関わって全てからマージンを取りたいというわけではなく、ブランディングのプロとして最上流工程から関わることで、関係業者も基準が明確になり、何をすべきかがわかりやすく業務しやすくなり、なによりブランドとして、事業が成功する確率が上がると思っています。

現状はというと、まだまだ何かを始める段階で1番最初に声をかける存在にはなっていません。最近は、増えてきたとはいえ、まだまだです。これまでも何かを始めるときに先に声をかけるべき業者はいなかったと思います。だからこそ僕らは、一番最初に声を書けるべきブランディング会社として、山形の企業の力になりたいです。

そのためには、自分たちが手掛けたブランドが圧倒的に結果を出していないといけません。山形でブランディングといえばBrand new day.新しく事業を始めるといえばBrand new day.そんなファーストコールドカンパニーになっていけるよう、クリエイターがそれぞれもつ力を磨いていきます。

2022年くらいからはブランディングのご依頼いただくことは多くなりましたが、これからも山形のブランディング会社としてもったいない惜しいブランディングをなくして、少しでも誰かの心を動かすようなブランディングの手伝いをして行きます。

当然僕らは一般企業なのでご依頼をいただけばお金はかかります。でもそこは、様々なフィーの契約で対応できます。もしもこの記事を見て、少しでもご依頼を考えていただけましたらお気軽にご連絡をお願いします。

山形はPRベタとよく言われますが、歴史のある企業が多いのも山形の良さです。ここにブランディングの視点をいれて、地元の繁栄につながればとても嬉しいです。

最後に、弊社ブランニューデイでは、クライアントの課題をアイデアとクリエイティブの力で解決できるクリエイターも常時募集しています。苦手なことをする必要はありません。なにか一芸、得意なことがある方はぜひご連絡ください。

山形のブランディングといえばBrand new day。戦わずして勝つ、そんなブランドを一つでも多く作っていきます。