醤油メーカーの新規事業開発ブランディング

クライアント: 株式会社マルセン醤油

グラフィックデザインチラシパンフレットデザインブランディング

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醤油メーカーの新規事業開発ブランディング

【概要】創業55年の山形に根差した醤油メーカー。新規事業ブランディング、クラウドファンディングによる資金調達、販促物制作、写真撮影、プレスリリースまでトータルサポート。

創業55年と、長年にわたり高品質な醤油を提供してきたマルセン醤油。地域に愛され続ける企業としての信頼を築いてきた一方で、時代の変化に応じた新たな展開を模索していました。そんな中、「すだちを使った新商品を開発したい」との構想を起点に、弊社へとデザインおよびブランディングのご依頼をいただきました。

  • 代表商品 味の大名かつおだし醤油

商品の“背景”にこそ可能性があると考え、ヒアリングを進める中で、このプロジェクトが単なる新商品開発にとどまらず、地域創生の一環となりうることが見えてきました。そこで、資金調達だけでなく市場のリアルな反応も得られるクラウドファンディング「Makuake」を活用した展開を提案しました。

【こだわりのポイント】

すだちと醤油の絶妙な割合を活かした味わいはもちろん、ターゲットとなる若年層の感性に響くよう、クラフト感のある洗練されたパッケージデザインを採用しました。ボトルサイズも300mlから180mlへとあえてコンパクトにすることで、“少量でも気軽に使える”という現代的なライフスタイルにフィットさせています。

クラウドファンディングでは、目標金額を大きく上回る支援を獲得。単なる商品販売にとどまらず、すでに多くのファンを生み出した状態で正式リリースを迎えることができました。また、地元メディアにも取り上げられ、マルセン醤油様の新たな挑戦が広く周知される結果となりました。

クラウドファンディングページのライティングにおいては、単なる商品紹介ではなく、開発に込めた想いや生産者の人柄など“物語”を丁寧に表現。ブランドの温度感を伝えることを大切にしました。また、実写によるビジュアル撮影も実施し、商品だけでなく地域の空気感までも映し出しました。

さらに、プレスリリースをはじめとするメディア戦略も構築。山形の民放テレビ局による取材・放送を実現し、プロジェクトへの注目度をさらに高めました。

クライアントからは、「会社のイメージが良い方向に変わった」「伝えたかった想いが形になった」といったお声をいただいております。

【メンバー】

ブランドディレクター:三浦拳
クリエイティブディレクター:安部誠司
ビジネスプロデューサー:安孫子和起
デザイナー:渡邊実有
フォト:後藤心太