老舗卸売企業の次なる一手を支えるリブランディング

クライアント: 株式会社マルナカ中村商店

WEBサイトブランディング

webリブランディングロゴ
老舗卸売企業の次なる一手を支えるリブランディング

【概要】100年以上山形に根ざす、食品卸・物流・冷凍冷蔵倉庫などを手がける老舗企業。老舗の安心感と挑戦し続ける姿勢を届けるためのブランディング支援。

地域に深く根差し、多くのメーカーの特約店としても信頼を得ているマルナカ中村商店。自社物流体制を生かした柔軟な対応力や配送スピードには、顧客から高い評価を得ています。

今回のプロジェクトは、表層的なWEBリニューアルにとどまらず、理念や強みを再確認し、企業の根っこからブランドを再設計していく流れとなりました。

「マルナカらしさとは何か?」を言語化していくことから始めました。3ヶ月にわたる定例会を通して、社員の皆様、お客様、関係者の方々に丁寧にヒアリングやアンケートを実施。競合調査も交えながら、企業の内側と外側、両方の視点からブランドの本質に迫っていきました。

ヒアリングの中から、創業100年以上という圧倒的な歴史に裏打ちされた信頼と安心感、そして小回りのきく柔軟対応力や地域との繋がりの深さが見えてきました。

「マルナカ祭り」や「洋菓子講習会」など、地域イベントへの積極的な参加も含め、人との関係を大切にする姿勢が印象的で、そこに人間味のあるブランド像が重なっていきました。

【こだわりのポイント】

ブランドコンセプトは、創業時から掲げてきた「三方よし」の精神をベースに、現代の価値観にあわせて再構築しました。

キャッチコピーとして提案した「山形をマルっと幸せに。」にはマルナカの名に込められた誠実さと、地域への想いを込めています。

また、ロゴには長年使われてきた⚪︎マークを残しつつ、現代的な書体を取り入れた和モダンなテイストへと進化。老舗感とチャレンジ精神を両立させたデザインへと再構成しました。

WEBサイトでは「企業力」「営業力」「現場力」の3つの柱を中心に、温度感と誠実さが伝わる構成を意識。イメージビジュアルにはモデルを採用し、見た人にこの会社で働いてみたいと思っていただけるようなリアルな表情を大切にしました。

112周年を迎えた創業記念式典では、社員の皆様へブランドの方向性を共有する場をいただき、内側にもリブランディングの効果を広げました。

【メンバー】

ビジネスプロデューサー:安孫子和起

ブランドディレクター:三浦拳

クリエイティブディレクター:安部誠治

デザイナー:渡邊実有

フォトグラファー:梅川祥人

コーダー:TOCCO

モデル:マ!