
【概要】天童温泉の老舗宿が手がける新規カフェブランド。コンセプト開発、ネーミング、ロゴデザインから店舗デザイン、ユニフォーム制作、WEBサイト、PR動画までトータルサポート。

山形県の五つ星宿天童ホテルが新規事業として検討していた、カフェ事業の開業プロジェクト。若年層や地元客へのアプローチを目的として、新たな空間を設けるプロジェクトが始動しました。
きっかけは過去にご一緒した案件で信頼をいただいていたことからのリピート発注。ご依頼当初から決まっていた、「カフェを開く」「屋外スペースの活用」という構想を基に、ターゲットに響くコンセプトやネーミング、空間の方向性を一から提案させていただきました。
ただおしゃれカフェを作るのではなく、老舗である天童ホテルの新たな価値となるような、強いアイデンティティを持つブランド設計になるよう努めました。
制作したWEBサイトはこちら
私たちは「空と庭」をキーワードにしたブランドコンセプトを提案しました。自然と繋がりながらも、非日常的な体験を提供する場所として、「空に浮かぶ庭」をイメージの核に据えました。


- 庭をイメージした屋内


- 空をイメージした店内
このコンセプトをもとに、ブランド名をソラニワとネーミング。広々とした屋外スペース=庭と、そこに広がる空。屋外と店内で対比を作ることで、空間全体が空と庭というストーリーで繋がるようデザインしました。
【こだわりのポイント】



ロゴやビジュアル、内装以外にもユニフォームやソーダグラスのデザインに至るまで、細部に世界観を反映。ユニフォームは既存の取引業者を活用しながら、刺繍のアクセントや色使いなどを調整。既製品を活かしつつ、ブランディングの統一性を担保する工夫を行いました。
コンセプトを体現するティザーサイトの制作も行いました。カフェの世界観を伝えるイメージパース、オープン告知用のPR動画まで、段階的に施策を展開しました。


サイトや動画では、雲や青空を想起させるカラーやモチーフを使い、ビジュアル的にも印象に残る設計としました。
【メンバー】
ブランドディレクター:三浦拳
クリエイティブディレクター:安部誠司
ビデオグラファー:ながと、後藤心太
フォトグラファー:髙野立伎
コーダー:TOCCO
イラストレーター:渡邊実有